ふと、思い出してみる

友人の就職活動の事を書いてる日記を見てふとこの本を思い出す。

三浦 しをんの格闘する者に○。


格闘する者に○ (新潮文庫)

格闘する者に○ (新潮文庫)


毎月読んでるダ・ヴィンチに載ってたのか、よく行くブログで紹介されてたのか忘れてたんだけど。

面接で『最近読んだ本は?』とか聞かれて答えるのに役立つ、っていう本でも就職活動の現実を細かく書いた本でもないんだけれど、気分転換にはなるかなぁ、という本だったり。そんなに厚い本でもないから、すいすいとすぐに読めるし。読みやすかった。


自分は就活してる時に読んだけど、主人公の呑気さは自分に似てるって思った。やりたい仕事の方向が漠然としか決まってないまま時間だけがどんどん、どんどん過ぎちゃって。今考えてもビックリする位焦ってなくて、ふらっと探してきて面接受けたら運良く受かって、っていう所が。
周りは時が経つにつれて殺伐としてて、一瞬は『いっぱい動かなくちゃ!』って思うんだけど、その次の瞬間は、『ま、なるようになるか』とか思ってる自分がいて。主人公と同じく自分の周りの友人も、それ程ガツガツ動き回ってる方じゃなかったから余計ゆっくりしてたのかも。専門学校へ行こうか、とも考えてたから就職就職って思ってなかったのもあると思うし。でも、誰かが内定貰ったりすると、結構くるんだよねぇ。取り残され感が。実際にはそうなんだけどさ、決まってない仲間が多いうちはいいんだけど、少なくなると・・・ね。人は人、って思いつつも不安が一気に押し寄せてくるんだよねぇ。

そんなのらりくらりな自分の話は全く役立たないとは思うけど。結構、どうにかなっちゃったりする、っていう事が言いたかったりします。うーん、上手く応援したり励ましたりしたいんだけどな・・・。いい言葉が思い浮かばず。


ESとかSPIとか年中やった記憶があるけど、今の会社に入るのには全く必要なかったなぁ。それよりも手に職がある方を重視されたかな。 まあ、会社や職業によりきりなんだろうけど。でも、そこが重視されたから今の会社で働いてる訳で。


周りの親位の歳の人は、勉強がよく出来る人よりも周りに早く馴染める人の方を採るようにしてるって言ってた。うちの職場は人の入れ替えが激しいから、年中面接しててそう思うとか何とか。仕事は何度もやってれば誰でも覚えられるけど、すぐに馴染めない人がいると周りの人や仕事に悪影響を及ぼしてしまって困るからとか言ってたな。

とか言いつつ、その人達が行った面接の結果採った人は数ヶ月周期でバタバタ辞めて行ってるから参考になるんだか、ならないんだか(笑)